「損保に求められる資質って? その1」

【損保日記】

 

リテールの営業経験を通じて、僕が個人的に感じた資質です。

損害保険業界の営業に求められる資質・能力は以下の5つかなと考えています。

 

1 継続勉強力

2 企画コンサル力

コミュ力

4 先見力

5 タスク処理能力

 

本日は最初の

1 継続勉強力

についてお話ししたいと思います。

細かいかもしれませんが最後までお付き合いくださいませ。

 

 

金融業界において「勉強」がいかに大切かというお話です。

具体的に何を勉強をするの?ということにお答えいたしますね。

 

1)保険商品知識

商品知識は勉強はマストでしょう。

 

 

間接営業と呼ばれる損害保険の営業は、代理店の売上向上のために商品提案を行います。

つまり代理店さんよりもお客様よりも、当然自社商品について詳しくなくてはならないのです。

 

だいたい社内のPCには各種類の保険のマニュアルやパンフレットなどがあると思います。

数十ページのものもあれば、第何編、第何章のように200~400ページ以上に及ぶものもあります。

正直全てを暗記するというよりは、質疑応答時にすぐに調べて回答するということも多いです。

 

というのは、代理店さんからの照会応答が電話やメールなどが多いからです。

 

例えば、

「この傷害保険って団体で入る場合はどうすればいいの?」

「この賠償責任保険って、アルバイトの人も対象なの?」

 

こういった1つ1つの疑問にすぐ対応できるかどうかが代理店からの評価

つまり営業マンとしての評価につながります。

 

スピードも問われます。

お客様と商談中に代理店さんから

「この保険の支払いってどこまで補償できるんだっけ?」

そんな今まさに即座に調べて答えるというスキルも必要になってきます。

 

 

また商品知識は常にアップグレード(改定・更新)されるので、キャッチアップが大切です。

つまり、勉強は継続することが大切なのです。

 

時代に合わせて変化していくサービスや商品が開発されるたびに、

新しい保険商品が生まれたり、新たな保障が増えたり、

もしくは働き方改革などによる法律改正による労働災害保険の見直し、更新など、

常に業界知識や国として法改正などの情報にアンテナを張りながら、それに伴って保険商品が変わることがあるのです。

そのトレンドにキャッチアップしていくことも大切です。

 

 

そして最後に、

損害保険の商品知識はもちろん、生命保険商品の知識もインプットする必要があります。

実際に営業時に生命保険の目標(ノルマ)もありますし、グループ会社と一緒に販売することもあるのですが、

営業マンとして求められた時にはちゃんと説明ができたり、商品紹介をする場面も時々あります。

 

「御社の最近の生保ってどうなの?」

「他社よりどこが優れてるの?」

 

こういった質問にも 簡潔に端的に答えられる営業マンになれれば、かっこいいですよね。

 

 

2)業界知識

業界知識とは損害保険を取り巻く金融業界の知識はもちろん、それ以外の分野全ての知識の勉強も大切になって行きます。

 

 

自社商品の知識だけでなく、保険代理店についてお客様の情報だったりたくさんの業界と関わります。

 

例えば僕だったら、「花火」の業界。

代理店のお客様に花火協会の関係者がいらっしゃって、

夏の花火の賠償責任保険を一緒に考える機会などもありました。

 

そもそも隅田川花火大会とかでも賠償保険とかがあるんだなあって知りましたし、

花火に行くたびに、

「被害とかないかな」「危ないところにお客さん居たりしないかな」

みたいに花火の楽しみ方も見方も変わってきました笑

 

その代理店さんとのご縁のおかげで、

花火にはどんな種類があるのか、どんな想いが込められたいるのか

(知ってましたか?花火の球の大きさには区分があったり、テーマがあるんですよ?)

花火の歴史はどれくらい前からあって、花火職人さんはどういう人たちなのか

 

そんな花火の背景だったり、花火の知らない世界がどんどん広がっていって、

自分の中で新しい知見が広がっていくのはとっても楽しかったです!

(友達にも自慢できるしね!!笑)

 

 

 逆になかなか覚えるのが難しい案件もありました。

 

工事保険(賠償責任)の提案をする時に、先方から

「この工具も対象になるの?」

「この設計工事も対象になるのかな?」

という質問をたくさん受けました。

 

でも実際に工事現場にもいったことが無く、工事に使われる機械の知識も疎かったため、1からの勉強となりました。

自分には身近ではなかった分、覚えたり理解するのには苦労した覚えもあります。。笑

 

 

 

就活生を会っていると志望動機でもよく聞く、

「様々な業界に携われる」

「飽きっぽいからいろんな人の話を聞けるのがいい」

このように話す学生を多く見ますが、僕からするともう一歩深掘りしてほしいなって思います!

 

つまり、

「具体的にどのような業界の話を聞きたいの?」

「興味のない業界でもインプットをする努力ができる?」

ということです。

 

もしかしたら自分の全く縁のない業界のお話を聞くかもしれない

自分の興味関心のない業界の勉強をしないといけないかもしれな。

こんなリアルがあるかもしれません。

 

それでも、物事をポジティブに捉えることができれば、へっちゃらですね。

 

つまり、どんな業界知識でも

「自分のインプットの幅が広がった!」

「自分だったら学ぼうとしてなかった分野の知識が身についた!」

これくらい前向きに楽しく業界知識を取り入れられるのであれば、良いなあと思います!

 

僕はこれをセレンディピティって呼んでます。

(気になる人は是非言葉の意味を調べてみてくださいね。とっても素敵な言葉です!)

 

 

3)日経新聞

情報収集は常に欠かせません。

銀行のように業務に関わるかと言われれば直接関わることはなかなかありませんが、クライアントとなる代理店さんも上司も、周囲の人間は金融畑です。

共通の話題として、

 

「今日の新聞見た?」

 

と言われることも多く、ここで話せないと若干マイナスな印象にはなりますよね。

逆に話せたら、ちゃんと見ているな知っているなってなりますよね。

 

おすすめなのは、他のニュースメディアを継続して読むことです。

 

個人的には、

「人と違う取り組みをして1番になる」

ということを心がけていたので、

周囲が日経新聞産経新聞などの固い媒体から情報を得ているのならば、自分は「NewsPicks」や「Smart News」などからも情報収集を行っていました。

 

自分が仕入れた情報で新規開拓にも成功しましたし、代理店との会話にもつながりました。

(新規開拓のお話も他の記事でできればなと思います!)

 

 

4)資格勉強

例えばファイナンシャル・プランナー検定だったり、証券外務員の資格などです。

1年目で取得をお勧めされるのが以下の資格になります。

 

FP3級/2級

・証券外務員

・ビジネス会計検定/ビジネス法務検定

ITパスポート

 

営業時に商品知識として必要ということもありますが、

より良い提案をするために、業界知識や資格のある方のお話には説得力が増しますよね。

もちろん昇進のために資格を持っておくということも大切です。

 

もっと損保について学びたいという方がいれば、社内でも自主学習できるシステムが入っていたり、

・損保一般試験

・損保大学課程

などの様々な勉強する環境は整っています。

 

個人的にお勧めなのはTOEICです。

もし海外志向があるのならば内定もしくは入社までに800点近く取得しておくと、

配属時にある程度i英語を扱う部署であったり、クライアントが海外にいる部署に配属されている印象でした。

 

 

学ぶことでたくさんになってしまいましたが、

どんな社会人でもプロになるためには継続的な勉強は欠かせませんね!

 

社会人になると勉強した分だけ、実践に活かせることがたくさんあるので、

学ぶことがとっても楽しくなります!

 

 

僕も学び続けて一流になれるように精進していきます。

 

 

 

では今日はこの辺で!

 

 

 

あお